
【代表プロフィール】
寺本 奈美江(株式会社VISIOLIZE 代表取締役)
― 自分の言葉で、自分の人生を生きる人を増やす ―
■ 幼少期:愛されたいのに、届かない想い
実家は家業を営む自営業。日曜の夜だけ家族が揃う食卓も、いつも仕事の話で終わり、喧嘩が絶えませんでした。
祖父母も同居していたため、母は常に忙しく、我慢ばかりの毎日。
私は「母に迷惑をかけてはいけない」と、辛くても笑顔を作り、“お利口な子”でいることを自分に課しました。
一方で、勉強ができる姉と常に比べられ、「お前も頑張れ」「まだ足りない」と言われ続ける日々。
どれだけ努力しても褒められない。
“私がどれほど頑張っても、父に愛されていないのではないか”という思いが、心の奥に深く刻まれました。
■ 大学進学で訪れた、人生最大の絶望
高校時代、ようやく父に認められるかもしれないという瞬間が訪れました。
希望する大学の指定校推薦をもらえることになったのです。
ところが帰宅して母に伝えると、思いもしない言葉が返ってきました。
「ごめんね。会社が取引先に騙されて、多額の負債を負ったの。大学には行かせてあげられない…」
その瞬間、夢が音を立てて崩れ落ちました。
悔しさと悲しさを押し殺し、母に心配をかけまいと涙を堪えました。
“どんなに努力しても報われない”――そう心に蓋をしたのです。
■ 社会人時代:人生を変える出会い
短大卒業後、社会人として働きながら「このままでいいのだろうか」というモヤモヤを抱えていました。
そんな時に出会ったのが、高橋歩さんの著書。
「一度しかない人生、やりたいことをやれ!」という言葉に背中を押され、会社を辞めて世界を旅することに。
旅先で出会った人たちの中に、「誰かの夢を叶えることが生きがい」という方がいました。
その生き方に衝撃を受け、私も人の夢を応援できる人になりたいと心から思ったのです。
■ 結婚、そして「理想の母」と「現実の母」の狭間で
結婚して二人の息子を授かり、私は「自分が寂しかった分、子どもたちには愛をたっぷり注ごう」と誓いました。
しかし、現実は理想とは違いました。
言うことを聞かない長男、感情をぶつける次男。
イライラが爆発し、怒っては落ち込み、夫との関係もギクシャク。
“家族といるのに幸せを感じられない自分”に、涙する日々が続きました。
そんなある日、友人に誘われて参加した「子どもの自己肯定感を高める講座」で、私は気づきました。
変わらなければならなかったのは、子どもではなく、私自身だったのです。
そうはいうものの、頭で理解していても、なかなか変わることが出来ない日々、、、。
■ 父との確執、そして「許す」という決断
子育ての悩みを一人で抱える中、実家に帰省した際の出来事がさらに私を揺さぶりました。
仕事で苛立っていた父が、長男に向かって「帰れ、もう来るな」と怒鳴ったのです。
その瞬間、封印していた怒りが爆発。
幼い頃の傷が蘇り、父に泣き叫びながらすべてをぶつけました。
その後、父から何度も謝罪の電話や手紙が届いても、心は許せませんでした。
怒りしかない自分に嫌気が差し、涙が枯れるほど泣き続けました。
そんなとき、友人に誘われた「内面と向き合う会」で、私は初めて“安心して本音を話せる場”に出会いました。
そして、そこで出会った質問が私の人生を変えました。
「もう一度人生を生きるとしたら、あなたはどんな人生を生きたい?」
私は、こんな人生、二度と生きたくない。
そう思い、これまでとは違う選択をする決意をします。
そして、 人は、否定されないだけで、心がほどけていく――その体験が、人生を大きく変えたのです。
■ 心の解放、そして使命の誕生
その場で気づいたのは、
「私はずっと“愛されていなかった”と思い込んでいただけだった」という事実でした。
父も、母も、それぞれの立場で精一杯愛してくれていた。
それに気づいた瞬間、心が満たされ、ようやく“ありのままの私”を受け入れることができました。
そして心の底から湧き上がってきた想い。
「母だから、女だからと人生を諦めることなく、
自分の言葉で自分の人生を生きる人を増やしたい。」
それが、私の人生の軸になりました。
■ 37歳、専業主婦から起業へ
専業主婦として8年間。貯金は5万円、学歴も職歴もなし。
でも、「このままの人生では終わりたくない」
――父との衝突をきっかけに、心の奥から湧き上がった声に従い、起業を決意しました。
そこから学びと実践を繰り返し、
わずか数年で総売上1億円を突破。
理念を中心に据えた「高額コンテンツビジネスモデル」を構築し、
これまで3,000名以上の起業家・経営者をサポートしてきました。

■ 起業の真実:「お金」ではなく「理念」が人を動かす
私が伝えているのは、テクニックではありません。
“理念から始めるビジネス”です。
どんなに戦略を学んでも、心の軸が整っていなければ、ビジネスは長く続きません。
逆に、想いと理念がある人は、どんな時代でも選ばれ続けます。
だからこそ私は「理念を仕組みに変える力」を育てるプログラムとして
『ビジョナリースクール』や『売れ続けるCamp』を立ち上げました。
売上よりも、信頼で選ばれ続ける人を育てる。
それがVISIOLIZEの存在意義です。

■ 今、私が信じていること
人は、いつからでも変われる。
どんな過去も、すべてが未来を創るための素材になる。
かつての私のように、自信をなくしている人へ伝えたい。
あなたの中には、すでに“本物の価値”が眠っています。
それを言葉にし、形にしていくことで、人生は確実に変わります。
私のビジョンは、
「誰もが自分らしい夢を描き、その夢の実現を仲間と共に果たす、
愛と希望に満ちた社会の仕組みを創ること。」
理念を持ち、自分の人生を自分の言葉で生きる人が増えるほど、
この社会はもっと優しく、強く、明るくなる。
その未来を信じて、私は今日も歩み続けています。
■ 現在の活動
・株式会社VISIOLIZE 代表取締役
・起業・組織カルチャーパートナー
・個人理念構築プログラム「ビジョナリースクール」「売れ続けるcamp」主宰
・企業研修・従業員面談
・女性のキャリア支援・大学講義
■ メッセージ
あなたが変われば、家族が変わり、社会が変わる。
VISIOLIZEは、一人ひとりのビジョンを“リアライズ”する場所。
本物の軸を持ち、愛と希望に満ちた生き方を共に創りましょう。
